福岡市博多区のラブホテルにデリヘルを呼んで、被害女性に対して本番行為を強要。被害女性がデリヘルの運営店舗に連絡したことで発覚し、店舗スタッフの男性から警察に通報されたくなければ1週間以内に300万円を支払えと要求されたが、弁護士が入ることで30万円の示談をすることができて警察にも通報されたなかった事例。
- 性犯罪
- 強制わいせつ罪
- 罪名: 強制わいせつ罪
- 解決結果: 警察に通報されず(立件されず)
- 解決までの期間: 5日
- 示談金: 30万円
事件発生、相談~解決までの流れ
Hさんは東京都に住む男性(43歳)で出張で福岡市博多区に泊まりで来ていました。その際に、デリヘルをラブホテルに呼んで、酔っていたことから拒否する女性に対して無理やり本番行為をするように強要しました。行為が終わった後に、女性がデリヘル運営店舗に連絡したことで、すぐに男性スタッフがホテルの部屋に駆けつけることになりました。Hさんは男性スタッフから、強制的に免許証や社員証を取り上げられて撮影されました。男性スタッフから、「これは強姦罪に該当するので警察に通報したら会社や家族にもバレて間違いなく実刑で刑務所にいくことになる。そうなりたくなければ、300万円を支払え」と脅されたました。
Hさんは翌日すぐに当事務所にご連絡をいただき、面談することになりました。Hさんはすぐに東京に戻らなければならないこともあり、すぐにご依頼いただくことになりました。
Hさんの話を聞いて当事務所で検討したところ、強姦罪に該当する可能性は低いこと、示談金300万円はあまりに高額なのではないかと考えられました。そこで、すぐに男性スタッフに連絡をして示談交渉をすることになりました。Hさんは東京に戻ったため、当事務所との連絡は全てLINEで行い、示談の条件など随時進捗の報告を続けていました。
粘り強く示談交渉をした結果、示談金30万円で解決することができました。また、男性スタッフが撮影したHさんの個人情報についても全て削除することになりました。Hさんに示談金をすぐに準備していただき、示談書を取り付けて示談金を振り込みしました。
ご依頼いただいてすぐにHさんは東京に戻られましたが、被害者との示談交渉など全て福岡の弁護士に任せることで警察に通報されずに家族や会社にもバレずに解決することができました。
性犯罪についてよくある質問
強制わいせつ 強制わいせつ事件で示談となる場合、どのような内容になるのでしょうか?
起訴前であれば不起訴を,起訴後であれば減刑の獲得が目標です。そのため,被害者が加害者を許し,刑事処罰を望まない(軽い処罰を望む)という内容の示談を目指すことになります。
痴漢事件 痴漢で逮捕されてしまっても不起訴にしてもらえる事はありますか?
逮捕された場合であっても、不起訴になる事は過去の事例から数多くあります。
福岡県迷惑防止条例違反の場合、被害者と示談ができれば、事案にもよりますが、不起訴になることが多いといえます。
また、強制わいせつ罪については,従前は起訴に被害者の告訴が必要な犯罪(親告罪)であったため,被害者と示談をして告訴を取り消して貰えれば起訴されることはありませんでしたが,刑法改正に伴い非親告罪となりました。
それゆえに,不起訴を獲得するためにも,被害者との示談は重要になります。
強制わいせつ わいせつ行為とはどのような行為をさしますか?
性欲を刺激、興奮または満足させ、かつ、普通人の性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反する行為をいいます。
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エステサロンで働くエステティシャンが、客からわいせつ行為を受けたと被害届を提出される事態となったものの示談交渉を行い、無事に示談成立し不起訴処分となった事例