警察に職務質問をされて、同乗していた出会い系アプリで出会った相手が16歳であることが発覚した事例。
- 性犯罪
- 児童買春、児童ポルノ
- 罪名: 児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律
- 解決結果: 不起訴
- 解決までの期間: 3週間
- 示談金: 10万円
- 弁護士費用: 66万円
事件発生、相談~解決までの流れ
Hさんは出会い系アプリで売春する相手を募集し、応募してきた女性と車の中で会いました。車内で口淫(いわゆるフェラ)をして、女性に1万円を支払うという約束でした。行為をしようとして駐車場に停車して準備をしていると、警察が車に近づいてきて職務質問してもいいかとのことだったので応じました。
Hさんはアプリの中で相手女性の年齢が18歳であると記載してあったことから全く問題ないと考えて警察にどういう経緯であるかすべて話しました。警察が相手女性の身分証などを確認したところ。18歳ではなく16歳であることが発覚しました。Hさんとしては、相手が16歳であるとは全く思っていませんでしたが、そのまま任意道警で警察署に連れていかれて携帯電話のLINE履歴などをすべて警察に捜査されました。
他にも同じ出会い系アプリで多くの女性と売春行為をしていたことから、警察は余罪もあるのではないかとのことで、また後日呼び出すことをHさんに告げてその日は終了しました。Hさんとしては、16歳であることを知らなかったものの今後のことなど不安であったことから「福岡の刑事事件、特に児童買春に強い弁護士」をインターネットで検索していただいて当事務所にご相談いただきました。
ご相談に来所していただき、そのまま着手金22万円を頂戴してご依頼いただくことになりました。
弁護士から警察に連絡をいれて、状況を確認したところ余罪など調査しているとのことでした。
ご依頼いただいてから2か月後にHさんの自宅に警察から家宅捜索(いわゆるガサ入れ)がありました。
相手女性の親が今回のことを知って被害届を提出したとのことで、警察からHさんは捜索を受けることになりました。
ガサ入れから10日後に書類送検され、弁護士が相手女性の両親の連絡先を入手して示談の申し入れをしました。
相手の両親としては、Hさんに対して処罰感情があるわけではないとのことで、示談金10万円で示談することが出来ました。
示談の結果を弁護士が担当検察官に報告したところ、Hさんは18歳であると認識していたことや、初犯であることから不起訴という結果になりました。
Hさんは、職場に知られることなく逮捕されずに不起訴という処分になり、解決することが出来ました。
性犯罪についてよくある質問
強制わいせつ わいせつ行為とはどのような行為をさしますか?
性欲を刺激、興奮または満足させ、かつ、普通人の性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反する行為をいいます。
強制わいせつ 強制わいせつ事件で示談となる場合、どのような内容になるのでしょうか?
起訴前であれば不起訴を,起訴後であれば減刑の獲得が目標です。そのため,被害者が加害者を許し,刑事処罰を望まない(軽い処罰を望む)という内容の示談を目指すことになります。
痴漢事件 痴漢で逮捕されてしまっても不起訴にしてもらえる事はありますか?
逮捕された場合であっても、不起訴になる事は過去の事例から数多くあります。
福岡県迷惑防止条例違反の場合、被害者と示談ができれば、事案にもよりますが、不起訴になることが多いといえます。
また、強制わいせつ罪については,従前は起訴に被害者の告訴が必要な犯罪(親告罪)であったため,被害者と示談をして告訴を取り消して貰えれば起訴されることはありませんでしたが,刑法改正に伴い非親告罪となりました。
それゆえに,不起訴を獲得するためにも,被害者との示談は重要になります。
性犯罪の解決事例
宅飲み場として自宅を提供した結果、被疑者の友人が女性に強制性交をしたとして警察の捜査が行われ、被疑者自身も「強制性交の幇助」として逮捕されたが、強制性交の手助けをするつもりなど一切なかったと故意を否認し無事に不起訴処分を獲得した事例
エステサロンで働くエステティシャンが、客からわいせつ行為を受けたと被害届を提出される事態となったものの示談交渉を行い、無事に示談成立し不起訴処分となった事例
福岡市博多区のラブホテルにデリヘルを呼んで、被害女性に対して本番行為を強要。被害女性がデリヘルの運営店舗に連絡したことで発覚し、店舗スタッフの男性から警察に通報されたくなければ1週間以内に300万円を支払えと要求されたが、弁護士が入ることで30万円の示談をすることができて警察にも通報されたなかった事例。