博多のショッピングモールにあるエスカレーターで、前にいる女性のスカートを盗撮し、警察に逮捕されて現行犯逮捕されて博多警察署で取り調べを受けることに。3日後に釈放されてから、弁護士に依頼をして被害者と示談をして不起訴になった事例。
- 盗撮事件
- 迷惑行為防止条例違反
- 罪名: 迷惑行為防止条例違反
- 解決結果: 不起訴
- 解決までの期間: 2週間
- 示談金: 10万円
- 弁護士費用: 66万円(税込)
事件発生、相談~解決までの流れ
Aさんは、3年ほど前からエスカレーターや階段で前を歩いている女性のスカートの中を盗撮することを繰り返していました。犯行場所はいつも同じ博多にあるショッピングモールで、休日に時間があれば何度も同じ場所に行って盗撮を繰り返していました。3年間で盗撮した回数は100回程度を超えていました。
いつものように、休日にAさんはエスカレーターで前にいる女性を盗撮しようとしたところ、警察に声をかけられて現行犯で逮捕されました。警察はショッピングモールの従業員から通報を受けており、Aさんが盗撮するところを見張っていました。Aさんが盗撮をしようとカメラを前にいた女性のスカートに差し向けたところ、すぐに警察から声をかけられて博多警察署まで任意同行されることになりました。
警察から任意同行で事情徴収を受け、これまで3年間盗撮していたことなどすべて自白して、携帯の中にある動画もすべて調べられました。携帯の中には、3年間撮影をしていた動画が入っていたこともあり、逮捕されてしまいました。逮捕されてから、奥さんに連絡をいれてもらいましたが、弁護士には依頼していなかったので48時間は誰とも会えませんでした。
逮捕から48時間後に、勾留質問ということで裁判所にいき、裁判官に現在の生活状況などすべて話したところ、勾留却下となりました。勾留却下になったので、奥さんに迎えに来てもらって釈放されました。
釈放された翌日、Aさんは当事務所のHPを見ていただき、当事務所にご来店いただきました。ご事情をお伺いして、今後の弁護士費用の見積もりなどご説明してご依頼いただくことになりました。
すぐに弁護士から警察に連絡し、被害者女性と示談したいことを伝えたところ、Aさんに名前や連絡先を教えないことを条件に被害者女性と話をすることが出来ました。被害者女性と話をして、示談金10万円で示談することが出来ましたが、Aさんに名前や連絡先を教えないこと、Aさんは今後犯行現場のショッピングモールに立ち入らないことが条件でした。 示談をしたことを担当の検察官に連絡し、不起訴となりました。
Aさんは逮捕はされてしまったものの、勾留却下になり釈放されたことで48時間の拘束だけで釈放になりました。その後に示談が出来たことで不起訴となり、無事に普段の生活に戻ることが出来ました。
盗撮事件についてよくある質問
盗撮事件 盗撮で逮捕された場合、警察から勤めている会社に連絡がいくことは考えられますか?
警察から勤務先に連絡がいくとは考えられません。ただし、このような場合は無断欠勤となってしまいます。そのような事がないように弁護士や家族を通して会社に連絡する方がよいでしょう。
盗撮事件 盗撮事件の被害者と示談したいと考えています。どのようにしたら被害者の連絡先を知ることができるでしょうか?
盗撮事件において被害者の情報を加害者に教えることはありません。ただ、弁護士であれば被害者の同意を得た場合には被害者の連絡先を教えてもらう事が可能になります。被害者と早急に示談したいのであれば弁護士を頼む方がよいでしょう。
盗撮事件 盗撮で逮捕された場合、必ず前科がついてしまいますか?
必ず前科がつくわけではありません。起訴されて有罪判決が確定して初めて前科がつきます。ただ、逮捕された場合不起訴処分を獲得したとしても前歴は残ります。
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