エスカレーターでの盗撮が発覚したものの、速やかに示談交渉を開始し、逮捕されることなく不起訴処分となった事例
- 盗撮事件
- 迷惑行為防止条例違反
- 罪名: 迷惑行為防止条例違反
- 解決結果: 示談成立、不起訴
- 解決までの期間: 2週間
- 示談金: 20万円
事件発生、相談~解決までの流れ
Oさんは、福岡市地下鉄のとある駅で、高校生を狙って盗撮をしました。エスカレーターの後ろに立ち、スマートフォンの携帯でスカート内を撮影するという方法を取っていました。Oさんの後ろにいた男性が異変に気付き、Oさんに声をかけ、被害女性にも声をかけ、事件が発覚しました。すぐに警察が駆け付け、Oさんは事情聴取を受け、携帯を没収されました。
Oさんは逮捕されることを覚悟しましたがその日は逮捕されず、取り調べを終えて帰宅を許されました。警察に、逮捕の可能性について聞くと、今後逮捕するかもしれないが、状況次第だとのことでした。Oさんは会社員であり、家族もいます。盗撮の事実が発覚してしまっては、仕事も家族も失いかねません。不安を抱えて、Oさんは当事務所を訪れました。当事務所の弁護士は、Oさんの自白状況、前科がないこと等から、すぐに逮捕される可能性は低いと考え、Oさんにも伝えましたが、Oさんの「可能な限りリスクを下げたい、示談をして不起訴としてほしい」という要望を受け、私選弁護人として受任し、警察署に弁護人選任届を即日で提出しました。翌日には、警察から弁護士に被害者(の両親)の連絡先が開示され、示談交渉を開始しました。被害者の両親は、娘様を不安にさせたOさんに対し、かなりお怒りではありましたが、示談のメリットを粘り強く伝え続けた結果、無事に20万円という相場とおりの金額で示談を成立させました。警察に示談書及び被害届取り下げ書を提出し、無事に逮捕の可能性はなくなり、不起訴処分も確定させることができました。
Oさんはこの結果にとても喜び、今では同じような過ちを犯さぬよう、病院での治療も自ら始めるなど、更生に向けて動き出しています。
まとめ
1 盗撮直後の示談交渉の開始により、逮捕を免れる可能性を高めることができる
2 刑事事件に強い弁護士が対応することで示談の成功率を高めることができる
3 盗撮事件で示談をすることで不起訴の可能性も高めることができる
盗撮事件についてよくある質問
盗撮事件 盗撮で逮捕された場合、警察から勤めている会社に連絡がいくことは考えられますか?
警察から勤務先に連絡がいくとは考えられません。ただし、このような場合は無断欠勤となってしまいます。そのような事がないように弁護士や家族を通して会社に連絡する方がよいでしょう。
盗撮事件 盗撮で逮捕された場合、必ず前科がついてしまいますか?
必ず前科がつくわけではありません。起訴されて有罪判決が確定して初めて前科がつきます。ただ、逮捕された場合不起訴処分を獲得したとしても前歴は残ります。
盗撮事件 盗撮事件の被害者と示談したいと考えています。どのようにしたら被害者の連絡先を知ることができるでしょうか?
盗撮事件において被害者の情報を加害者に教えることはありません。ただ、弁護士であれば被害者の同意を得た場合には被害者の連絡先を教えてもらう事が可能になります。被害者と早急に示談したいのであれば弁護士を頼む方がよいでしょう。
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