20代男性会社員が大麻取締法違反(単純所持)で逮捕。突如連絡が取れなくなった家族から依頼を受け即日接見。黙秘をすることで、不起訴になった事例。
- 薬物事件
- 大麻取締法違反
- 罪名: 大麻取締法違反
- 解決結果: 不起訴
- 解決までの期間: 23日間
- 示談金: なし
- 弁護士費用: 約70万円
事件発生、相談~解決までの流れ
Gさんは、20代の男性で、会社内では真面目に仕事をしているサラリーマンでしたが、仕事のストレスもありネット経由で大麻を購入し、使用していました。しかし、警察により自宅に捜索が入り、微量ながら大麻片が発見されたので、現行犯逮捕されてしまいました。
実家の両親は、突如連絡が取れなくなった母親は、もしやと思い、Gさんが自宅に近い弊所に相談の連絡をしました。
すぐに、ご来所いただき、相談。母親は、何罪で逮捕されているか、どこの警察署に留置されているか、そもそも本当に逮捕されているかがわからない中、知りうる事情を教えていただきました。その後、弁護士から、近隣の警察署に逮捕されているかを電話にて確認したところ、実際に逮捕されていることが発覚しました。即日、警察署に接見をし、大麻を使用したことで逮捕されてしまったこと、初めての逮捕で不安であること、弁護士が来るまでは何も喋らないでいようと考えていたこと、をGさん本人から聞き、打ち合わせの上、黙秘を通すことになりました。
黙秘をしていることを理由に、勾留中は弁護人以外のものと面会することはできなくなりましたが、Gさんはそれを了承した上で、黙秘をする方針となりました。
その後、厳しい取り調べが続きましたが、黙秘で通すことに挫けそうになった際は、接見をして励まし、勾留満期を迎えました。
結果として、初犯であること、大麻片が微量であること、そして黙秘を貫いたことで自白を得られなかったことなどを理由に、不起訴処分となりました。
Gさんは、23日間の勾留にはなってしまいましたが、不起訴処分になったことで前科がつかずに済み、また、会社に復帰することもできました。